しゃくし菜まんじゅう
作り方1
我が家では、祖母のいる時は、しゃくし菜まんじゅうを作り、いろりでよくやいて食べました。
現在は小豆のあんでお米の粉と半々位にまぜて作りますが、カニ色によくこがして食へるとおいしく食べられます。
材料(22個分)
- もろこしの粉 500g
- 小麦粉 200g
- しゃくし菜漬け 450g
- 重曹 小さじ2杯
作り方
- もろこしの粉、小麦粉に熱湯を少ずつ入れこねます。その時、重曹を小さじ2杯ぐらい入れると柔らかく食べられます。
- しゃくし菜は漬けたものを細かく切りあんがわりにします。
- ふかし時間は十分です。※しゃくし菜のあんは、皮であるとうもろこしに、漬物の塩味がついておいしくなります。
(荒川村 町田昭之)
作り方2
昔の人は保存食として主食とかおやつに食べました。
いろりの中で灰をかけて時間まかせにこんがりと焼いたものです。
漬け物の塩分が粉にしみ込んだとてもおいしい焼きまんじゅうは幼い日の楽しい思い出です。
材料(20個分)
- とうもろこし粉 400g
- 米粉 200g
- しゃくし菜潰 250g
- けずり節 3g(1袋)
用具
- こね鉢
- ゆでなべ
- 上ざる
- ボール
作り方
- まずとうもろこし粉と米粉とをよく混ぜてこね鉢に入れます。
- 熱湯カップ4杯半をそそぎ、力をいれてよくこねます。米粉は、とうもろこし粉だけだとパラパラするのでねばりを出すためにまぜるのです。
(昔はとうもろこし粉だけで作ったものです) - しゃくし菜は、みじん切りにしてボールに入れます。
- みじん切りにしたしゃくし菜漬けの中にけずり節を入れよくまぜ合わせてあんにします。
- こねた粉はまんじゅうの皮にするためまるく平にのばし(4)のあん大さじ一杯を入れて丸めます。
- 全部つくり終ったら大きめのなべでゆでます。
お湯の中で浮き上がりぎみになったところをざるにあげます。
※みじん切りのしゃくし菜を粉と一緒にこね入れる場合のおまんじゅうもあります。
※冷たくなったおまんじゅうはレンジかトースターでこんがり焼いて召し上がって下さい。格別の味です。
(横瀬町 柳 初子)
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