けんちん
古い話に建長寺で、修業僧達の精進料理であったといいます。
これを更に栄養面からの研究をし、食用油を使いお汁を作ったところ非常においしいものとなったそうです。
当地方の農家では冬期間は時々作り、特に12月、冬至の日はけんちん汁を食べる習慣があります。
昔、年寄りの話に建長寺で始めたもので建長汁(けんちょう汁)という人も多くありました。
いつにかけんちん汁というようになりました。味も良く非常に体があたたまるのが特徹です。
材料(5人分)
- ニンジン 70g
- 大根 150g
- 里芋 250g
- しいたけ 25g
- ごぼう 50g
- コンニャク 75g
- 豆腐 半丁
- ねぎ 1本
- かつおだし 小さじ1杯
- みそ 75g
- サラダ油 小さじ1杯
作り方
- ニンジン、大根、里芋、しいたけは適当に切り、ごぼうは薄くそいで水に入れあく抜きをしておきます。
油は小さじ一杯を煮たて、コンニャクは適当に切りゆがいておきます。 - この準備材料を煮たてた油の中に入れてよくかきまぜます。
- お湯又は水を五カップ位入れて煮たててから次の材料を入れる。
豆腐(水をきった適当の大きさのもの)ねぎ(2cm位に切ったもの)かつおだし、以上を入れ煮てからみそを入れて出来上がり。
※豆腐はフキンでしぼり、煮たてた油の中に入れるのもよいが豆腐の味をなくするという人もいます。
(秩父市 新井ヨネ)
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