2012/05/22

映画「草の乱」

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▼ 事件120周年記念作品、映画「草の乱」▼

1884(明治17)年、埼玉県秩父郡で起きた農民らの武装蜂起は、時の政府を震撼させました。
山間を揺るがした民の怒りは圧政への怒りであり、谷を吹きぬけた熱情は、自由と民権への熱情でした。
政府は軍隊を派遣し徹底鎮圧。事件を「暴動」の名のもとに歴史の深部に封印しました。
蜂起で発揮された民衆の楽天性や高揚したエネルギー、そしてより良い社会と未来をめざした志が、事件120年を迎える2004年に本格劇映画として甦りました。

▼ 時代と対峙し、社会をみつめる神山監督のあらたな挑戦! ▼
困窮にあえぐ民衆が悪政に立ち向かった歴史は、映画「郡上一揆」においてもいきいきと再現され、私たちの祖とする人々が命を懸けて立ち上がる姿は、見るものに勇気を与えました。これまでに全国で50万人近くの方が鑑賞、今なお各地で上映が進んでいます。
そして今回「郡上一揆」から新たな一歩を踏み出すべく、神山征二郎監督がこの“秩父事件”に渾身の力をこめて挑みました。1884年という時代が現代の私たちになげかけるのは何か、監督のきびしい視線が注がれています。

▼ 「草の乱」の撮影が吉田をメインに行われました ▼
吉田の椋神社はもちろんのこと、吉田元気村や市場広瀬にもオープンセットを組んで撮影に臨みました。何と言っても、主人公である井上伝蔵の実家を復元し、井上伝蔵邸(屋号・丸井商店)を現代に甦らせての撮影が圧巻。
撮影後、井上伝蔵邸は、「秩父事件資料館」(道の駅龍勢会館地内)として一般に公開中です。

監督・神山征二郎
プロフィール
1941年岐阜市生まれ。「鯉のいる村」で監督デビュー。
代表作に「ふるさと」「ハチ公物語」「月光の夏」「白い手」「ひめゆりの塔」「郡上一揆」「大河の一滴」など。
第54回中日文化賞、岐阜市民栄誉賞、岐阜新聞大賞、他内外で多数の映画賞を受賞。