秩父の郷土料理

秩父地方には、数多く家庭の味が伝わっています。物日(ものび-祝祭日)には、祖母や母が“でぇどこで”で朝っぱから作った料理の数々、食卓に並べられればまさに「ごっつぉお(ご馳走)」でした。 その郷土料理も、観光客の方が食する場はなく、様々な方面から「郷土料理が食べたい」「お店を紹介して欲しい」などの声が聞こえます。秩父観光協会では郷土料理を観光資源に、という普及・啓発の意味を込めて1985年秋、秩父宮記念市民会館で「秩父ふるさとの味展示試食会」を開催しました。埼玉県秩父農業改良普及所(秩父農林振興センター)の協力で、農村婦人に手料理の腕をふるってもらいました。「秩父のふるさとの味」として30点を選定し、多くの人々に試食してもらいました。 これら秩父に伝わった料理の数々を網羅した小冊子のレシピ集を、1986年3月に発刊したのです。ふるさとの料理に関心高い時期でもあり、なかなかの人気で短時日で品切れとなりました。近年、再び郷土料理の関心が高まり、復刊の話も出ています。再調査をして復刊をという計画もありますが、1986年版冊子の内容が濃いこともあって、当時の内容をホームページで復刻しました。掲載写真は白黒でしたので、当会会員らの協力で調理し、カラー写真に撮り、追って掲載する予定です。 執筆の皆さんは当時調理をした方々で、説明文もほぼ原文で掲載しており、随所に秩父らしさがにじむ表現だと思います。 (02.11.07 立冬の日に)

 料 理 目 次 
ごぼうと、こんにゃくのかわり煮きゃらぶきさんしょうの佃煮山菜かてめし山菜おこわ栗入れおこわ栗の渋皮煮たらしのゴマあえねじ味噌入り焼きもちそばまんじゅうもろこし饅頭えびし牛乳入りまんじゅう葉そば ・しゃくし菜まんじゅう ・おっきりこみ ・あずきぼうとう ・つとっこ ・もろこし粉のホーロク焼き ・滝の沢みそ ・中津川いも田楽 ・つきこんにゃく ・けんちん ・杓子菜まんじゅう ・すいとん ・炒り大豆の五目漬 ・しいたけと昆布の佃煮風 ・芋がらの煮付 ・大根のゆず巻き ・福神漬