2013/08/16

船川の信願相撲

  8月16日午後、秩父市荒川上田野の船川千手観音堂で「信願相撲」が素人力士たちによって奉納されました。江戸時代に花籠部屋から辻相撲の認可を受けており、立行司もいて「関東三大辻相撲」といわれてきました。
   千手観音菩薩に願を掛けた人に代わって、力士が相撲を奉納するというものです。秩父各地のほか県内外からから参加した青年、皆野町立皆野中学校や横瀬町立横瀬中学校の生徒、県立秩父農工科学高校相撲部員などが奉納力士を務めました。
  祈願奉納者が披露され、呼び出しで土俵に上がった力士は、立行司の「はっけよい」の掛け声で取り組みました。最初の一番は本気で取り組み、二番目は一番の勝者が負けるという「勝ち負けなし」が決まりとなっています。     

 三役土俵入りや勝者の弓取りなど、大相撲と同じ流れで進みました。相撲の後、力士たちが土俵中央で赤ちゃんを抱いたパパを力士が持ち上げ、無病息災を祈る「ゆにあげ」もあり、驚いた赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえていました。
 千手観音堂の回廊天井には、昔、秩父の力士たちが奉納した相撲四十八手の板絵が張られています。

弓取り


ゆにあげ